ビットコインの急落はショックではあるものの、長期の視点に立てば「相場の呼吸」の一つとして受け止めたい、というのが今回の結論です。
まず、今回の下落はビットコインだけの問題というより、テック株安など広いリスクオフの流れの中で売りが加速した印象を受けました。株式市場、とくにハイテク株が崩れると、流動性の高いビットコインが「真っ先に売られる資産」として扱われてしまう構図が改めて浮き彫りになったと感じます。トランプ政権の誕生以降に高まった仮想通貨への期待が、ここにきてほぼ帳消しになったという指摘もあり、政策期待だけに乗っていた部分の熱が一気に冷やされたようにも見えます。
一方で、個人的には「ファンダメンタルズ自体は大きく崩れていない」という専門家の見方にはうなずける部分もあります。インフラ整備や制度面の議論は着実に進んでおり、短期的な価格の上下に振り回されすぎると、本質的な変化を見誤ってしまうのではないかという危機感も覚えました。心理的な節目とされる7万ドルを割り込み、6万〜6万5000ドルあたりで需要が落ち着く可能性があるという見方も出ているようですが、このあたりはまさに市場参加者の「覚悟」を試す水準なのかもしれません。
未来像としては、規制や立法の不透明感から、しばらくは乱高下を繰り返しながらの「調整期間」が続くのではないかと感じています。ただ、長期的にはビットコインや仮想通貨が金融インフラの一部として静かに組み込まれていき、価格の話題よりも「どう使うか」に意識が移っていく世界を期待したいところです。今回の暴落をきっかけに、自分自身も短期の値動きだけでなく、どんな社会でビットコインが活きるのか、もう一度じっくり考えていきたいと思いました。
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