きょうのドル円は「上値は重いものの、155円前後での落ち着いたレンジ相場になりやすい」と考えています。急激にどちらかへ大きく動くというより、行ってこいの値動きに振り回されないことが大事な一日かなという印象です。
本日のドル円の印象
植田日銀総裁の発言で12月利上げ期待が一気に高まり、一時は154円台半ばまでドル売り・円買いが進んだものの、そのあとは米金利の持ち直しもあって結局ドル買いが入りました。
「日銀は利上げかもしれない、でもアメリカもすでに利下げをかなり織り込んでいる」という状況は以前から続いており、材料自体は新鮮味が薄くなってきたように感じます。
そのため、日米金利差縮小のテーマは引き続き意識されつつも、「決定打にはなりにくい」というマーケットの雰囲気がやや強まっている印象です。154円台を一度つけたことで達成感もあり、きょうは155円台を中心にじりじりと売りが優勢、ただし値幅は限られそうだと見ています。
他通貨と全体の雰囲気
ユーロドルは1.1600前後で、下がれば買い、上は慎重というレンジ相場が続きそうで、ドル安の流れも一方向には続きにくい印象です。ポンドドルも1.32台後半からやや調整局面で、1.3200をしっかり割り込んでくるようだと、もう一段の下押しもあり得るかなと感じます。
クロス円では、ユーロ円は180円台半ば、ポンド円は205円台半ばでのもみ合いで、どちらも「円高トレンド」というほどの勢いはなく、ドル中心の材料待ちという空気です。全体として、強いトレンドというより「イベント待ちの小動き」の延長線上にある印象です。
