JBCクラシック(JpnI)は、各世代・各地区のトップホースが集う秋のダート競馬の頂点決戦です。今年も国内外で注目される熱戦になると断言できます。有力馬たちの陣容を見て、拮抗した力関係と各馬のドラマ性に胸が高鳴ります。
ミッキーファイトへの期待
ミッキーファイトは、安定感のある成績と着実な成長が魅力です。昨年は怪物フォーエバーヤングに僅差で敗れ、今年はGIタイトルも獲得。ここで再び大舞台に挑む姿勢に、まだ伸びしろを感じずにはいられません。同期との再戦は競馬ファンにとって必見の構図です。
ウィルソンテソーロの連覇挑戦
ウィルソンテソーロは昨年の覇者。マイル適性が高いだけでなく、1800mでも安定した実力を証明してきました。騎手の川田将雅さんが距離延長にも自信を持っているコメントが頼もしく、1ハロン延長の壁を超えれば連覇の可能性が十分あると感じます。
サンライズジパングの上昇気配
サンライズジパングは大舞台でもブレない走りが強み。前走休み明けにも関わらずゴール前で脚を伸ばし、実力を再確認させてくれました。叩き2戦目で本来の調子に戻り、距離延長がプラスになる点は期待大です。中距離戦で重賞実績も豊富です。
メイショウハリオの底力
GI級4勝のメイショウハリオは、8歳という年齢でも衰えを一切感じさせません。食道閉塞による回避が心配されたものの、十分な休養を経ての復帰には熟練の底力を信じたいです。万全ならば必ず勝ち負けになると予想します。
シャマルの挑戦への期待
短距離で頭角を現してきたシャマルが、今回は1800mに挑戦します。距離適性が鍵ですが、使ってきたことでじわじわと調子を上げている点に注目。先行力でどこまで粘れるかが勝負所です。
キングズソードの復調
キングズソードは過去にJpnIを2勝していますが、昨年怪我による長期休養へ。復帰戦ではまずまずの内容で、次走への叩き効果が見込めます。ここで本来の実力を発揮すれば、再び頂点へ帰り咲くチャンスを感じます。
サントノーレの地方代表
地方馬で最も注目なのがサントノーレ。京浜盃で7馬身差の圧勝、今季も船橋1800mを逃げ切って快勝しており、この舞台では不気味な存在です。中央馬相手でも強気な競馬ができるのか、楽しみです。
今年のJBCクラシックは、トップホースたちの調子やドラマが絡み合い、例年以上に見逃せない一戦になるでしょう。どの馬が秋のダート王者となるのか、観戦するだけで十分に胸が躍る一日になると感じています。